人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2005年 10月 27日
金縛りの悪夢
C3はフィルム送りがセミオートマットのため、クランクを回すとフィルムが
巻き上げられ、所定の位置で止まる。そしてシャッターを切るとクランクの
ロックが解除されて、また巻き上げ可能な状態となる。

しかし、この筐体はちょうどフィルムの中程、6枚目か7枚目の当たりで
シャッターを切ってもクランクのロックが解除されず、にっちもさっちも行かなくなる
ことが頻発するのだ。

最初は凄く慌てた。
安物買いの銭失い、不吉な、そして何回も体験したイヤ~な言葉が頭をよぎる。
仕方がないのでそのコマは諦めて、何回かシャッターを切ってみると
何かの拍子でクランクのロックが解除され、再びフィルム送りが出来るようになった。

2回目に金縛り状態に陥ったとき、僕はふと考えた。そうだ、コイツには内部に
遮光板があるじゃん。ふたを閉めてシャッターを切れば今撮ったコマも無駄にならずに
済むわいな。ありがたや、C3。

こんなことでありがたがっても仕方がないのだが、暫くは騙し騙しコイツを使っていこう。
金縛りの悪夢_e0017053_2205956.jpg
このくらいの描写が出来れば、使えるレンズではないだろうか。
金縛りの悪夢_e0017053_2224393.jpg
金縛りの悪夢_e0017053_2231587.jpg
安田講堂  この大学の校風は、僕にはあわないので入学は遠慮しました。
マミヤC3 セコール55mm F4.5 ネオパンプレスト400

ここで手持ちのモノクロフィルムを使い切る。もともと小雨まじりの薄暗い天候であり
しかも夕暮れが近づいてきたのだが、モノは試しとフジのISO160のカラーネガで
撮影を続行したところ・・・

はっきり言ってダメじゃん、の結果でした。

セコール55mmの名誉のために後日、カラーネガで再チャレンジします。

by kobakawa01 | 2005-10-27 22:14 | マミヤC3


<< いつか見た猫      ありがたき遮光板 >>