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2008年 12月 07日
陶彫のある商店街
Bコースの終着地、INAXライブミュージアムに到着。
折しも、山田脩二氏写真展『焼き物の街・常滑』が開催されていたので
それを見学。
市内のいたるところにあった煙突からもくもくと吐き出される黒煙。
60年代、高度経済成長期の常滑の街が力強く生きている人々と共に記録されている。

駅方面への帰り道は、『陶彫のある商店街』経由がお奨めだ。
商店街と言っても、ポツンポツンと食料品や生活雑貨の店が残っているだけだが
店や民家の軒先に制作者銘の付いた陶製の置物が飾られている。
ひとつひとつ眺めながら歩いていくのが面白い。

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全国大学版画展

町田市立国際版画美術館では、第33回全国大学版画展が開催されている。
全国の美術芸術系の大学や学部の学生制作の選りすぐりの作品、250点以上が展示されている。
まさに圧巻のひとこと!
同時開催の学生による1000円均一版画(A4サイズ相当)チャリティー即売会も楽しい。

永年地元に住んでいながら、大学版画展を見に行くのは今回が初めてであった。
チャリティー即売会に出品される版画については、1点1000円という低額、
しかも売り上げの半分は慈善団体に寄付されるため、制作者の手に渡るのは
1点につき500円という少ない額である。
だから版画とは名ばかりの、インクジェットプリンターを多用したデジタルグラフィックが
大半を占めているのだろうと、僕は高をくくっていた。

しかし、僕の認識は間違えであった。
チャリティー用の小品とはいえ、どの作品も制作した学生は、すごく真面目に取り組んでいるのである。
エッチングやメゾチント等の技法を駆使した銅版画、カラフルなシルクスクリーンやリトグラフ、
素朴な味わいの木版画。
見ていて飽きることがない。
使用されている紙も版画用紙だけではなく、和紙、さらにはTシャツ等とアィデアや
独創性に富んでいる。
毎年、何点もオトナ買いするファンが多いことが頷ける。
かくいう僕も2点だけだが買わせていただいた。
そのうちの一枚は帰ってくるなり、部屋に飾ってあった僕撮影の写真と差し替え、額の中へ。
妻と娘の評判はすこぶる良い。

都内からはちょっと遠いかも知れないが(笑)、お近くの人はぜひ一度足をお運び下さい。
出来たらチャリティー版画を買ってあげて下さい。制作した学生さんのため、そして町田市のためにも!

by kobakawa01 | 2008-12-07 00:51 | ローライフレックス3.5F


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